特許・実用新案(日本の場合)
出願から査定まで流れ
特許明細書の構成
[発明の名称] 製品等が一言で理解できるように記載(製品名とは一致しない。)
[技術分野]「運転制御装置」といったように限定解釈とならない程度に記載
[背景技術] 先行技術文献に記載されている内容を記載
[発明が解決しようとする課題]
・特許発明は、課題⇒解決手段⇒作用効果の流れが審査において重要視される。
[課題を解決するための手段]
・発明のポイントが記載されているので、権利範囲が明らかになる。
[図面の簡単な説明]
[発明を実施するための形態]
・長文であるので、キーワードや図面から検索して該当箇所を読む方が良い。
[特許請求の範囲]
・特許の権利範囲となるが、難解な文章が多い。
[要約書]
・代表図面と発明の要約が記載されているので、概要が掴みやすい。
概要
1.特許(発明)について出願日から20年間の保護、実用新案(考案)について出願日から10年間の保護
2.文章で記載された請求の範囲が権利範囲であるため、広い権利を取るために表現方法が重要
3.技術的創作のうち高度なものや長期間に亘って販売する物は特許権で保護、簡単な構造は無審査の実用新案権で保護
ポイント
1.他社に先行して出願することが重要(先願主義)
2.将来の侵害品を予測して幅広い権利を取得することが重要
3.変形例を充実させることで広い権利が取得可能
必要費用
(平均的な費用)[特許の場合] 出願~登録まで80万円~100万円、[実用新案の場合]出願~登録まで30万円~40万円
案件に応じて見積りお送りします。
意匠(日本の場合)
種類
出願から査定までの流れ
特許と異なる点
・見た目で類比判断
・出願日から25年間保護(特許は20年)
・関連意匠を使えば、保護範囲を広げることができる。
・画像デザインや内装デザインなども取得可能
必要費用
出願~登録まで20万円~30万円(平均的な費用)
案件に応じて見積りをお送りします。
商標(日本の場合)
種類
出願から査定までの流れ
特許・意匠と異なる点
・使用後であっても出願できる。
・永久に保護(ただし更新料支払い要)
・色彩や音のみで権利取得ができる。
・不使用で取り消される可能性がある。
必要費用
出願~登録まで15万円~25万円(平均的な費用、区分数による)
案件に応じて見積りをお送りします。
その他
・外国出願(特許・意匠・商標)のハンドリング:各国手数料+弊所手数料は国毎に変動
・出願前調査 8万円~、侵害予防調査・無効資料調査 40万円~
・情報提供 12万円~
・異議申し立て、無効審判 30万円~
・鑑定 30万円~ 等
まずはご相談ください(メール無料)。
※ご依頼に結びつかなかった場合は、対面相談料2万円/時間、WEB相談料1万円/時間を頂戴します。