2025-07-15
特許法70条2項には、特許請求の範囲の用語の解釈には、明細書等を参酌することができる旨の記載があります。ただし、基本的には特許請求の範囲の記載で判断して、正しく技術的意義を解釈する際に特許法70条2項が適用されます。今回 […]
2025-07-14
肖像権とは、自分の顔や姿態を無断で撮影されたり、公表されたりしない権利のことです。 これは明文化されていないものの、判例によって確立された権利でして、肖像権は、個人のプライバシーを保護するために重要な役割を果たしています […]
2025-07-11
商標登録出願は、特許出願の「特許を受ける権利」のように、「商標登録を受ける権利」といったものが存在しません。ですので、真正な登録名義の回復を原因とする移転登録手続請求権といったものがないと判決された事件を紹介します(令和 […]
2025-07-10
特許請求の範囲を補正するとき、明細書及び図面の記載から一義的に理解できる内容であれば、新規事項の追加にあたらないとして認められます。今回は、「閉システム」という補正が明細書及び図面の記載から認められ、進歩性が肯定された事 […]
2025-07-09
拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力がないとして拒絶審決が出された審決取消請求事件を紹介します(令和7年(行ケ)第10004号 審決取消請求事件)。「広く一般的に使用されている業界用語」+「普通名称」を結合 […]
2025-07-08
前回は、均等侵害第5要件にて均等侵害が否定された事件を紹介しましたが、今回は、適用されることの多い、均等侵害第1要件にて均等侵害が否定された事件を紹介します(令和7年(ネ)第10005号 特許権侵害排除等請求兼損害賠償等 […]
2025-07-07
直接侵害が成立しない場合、予備的主張として均等侵害があります。その要件は下記の通りですが、第5要件(意識的除外)が適用されて非侵害となった事件を紹介します(令和6年(ネ)第10068号 損害賠償請求控訴事件)。意見書で引 […]
2025-07-04
特許法第49条第1項第2号「第38条の規定により特許をすることができないものであるとき。」は共同出願違反として拒絶理由を有し、第7号「その特許出願人がその発明について特許を受ける権利を有していないとき。」は冒認出願として […]
2025-07-03
著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義されています(著作権法2条1項1号)。この著作物性が争われた事件を紹介します(令和 6年 (ネ) 1007 […]
2025-07-02
特許法第29条第2項に規定された当業者が容易に想到できる発明は、進歩性違反であるとして拒絶理由にあたります。今回は、主に進歩性が争われ、進歩性違反が維持された事件を紹介します(令和 5年 (ワ) 70035号 特許権侵害 […]