特許
推定覆滅新着!!

特許法102条2項は損害額の推定規定でして、侵害者の側で、侵害者が得た利益の一部又は全部について、特許権者が受けた損害との相当因果関係が欠けることを主張・立証した場合には、その限度で上記の推定は覆滅されます。つまり、損害 […]

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不正競争防止法
商標類判断事例NO.25新着!!

図形商標で第21類「化粧用具等」を指定商品とした本件商標は、原告商品と類似であると判断された事例を紹介します(令和6年(ワ)第4369号 不正競争行為差止等請求事件)。図形商標が類似であるとの判断に加え、不競法2条1項1 […]

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不正競争防止法
虚偽の事実を告知流布行為新着!!

不競法2条1項21号には、虚偽の事実を告知又は流布する行為が不正競争の一類型と定められています。今回は、特許侵害訴訟において裁判所の判断が示される前に、知的財産権を侵害する旨を告知又は流布する行為が「虚偽の事実」の告知又 […]

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商標
商標的使用新着!!

不使用取消審判における「使用」には商標的使用であることを要するとの解釈が一般的です。今回は、「ROG」を標準文字として、第25類 「子供服等」を指定商品とした登録商標の不使用が争われた審決取消訴訟事件を紹介します(令和7 […]

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その他
令和7年度パテントコンテスト新着!!

私は日本弁理士会の知財支援センターパテントコンテスト事業部長をしている関係上、今年度は審査委員として特許・意匠ともに30件の優秀作品を選定しました。毎年600件以上の作品から選ばれた30件の作品は、素晴らしいものばかりで […]

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特許
均等第3要件

特許侵害訴訟事件において、文言侵害が成立しない場合に備えて、均等侵害を予備的に主張することが一般的です。今回は、均等5要件のうち第3要件(製造時容易想到性)が否定されて非侵害と判断された事例を紹介します(令和6年(ネ)第 […]

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商標
指定商品役務の類否判断

指定商品役務の類比判断にあたり、商品と役務に同一又は類似の商標を使用する場合には、同一営業主の製造、販売又は提供に係る商品又は役務と誤認されるおそれがあると認められる関係があるか否かによって判断されます。本件指定役務中の […]

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不正競争防止法
秘密管理性

不正競争防止法2条6項には、秘密として管理されている生産方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないものを「営業秘密」と定義しています。ですので営業秘密には、秘密管理性、有用 […]

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特許
ふるさと納税事件

特許請求の範囲の記載について、明細書等の記載から有償の売買契約に限定されるとして、ふるさと納税システムが非侵害であると認定された特許侵害差止等請求控訴事件を紹介します(令和7年(ネ)第10046号 特許侵害差止等請求控訴 […]

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特許
特許用語「圧着」

特許明細書では「圧着」という用語が用いられることがあります。この「圧着」は、加圧を利用してさまざまな材料を接合する手法であり、「圧迫」と「接着」の造語であると思われます。今回は、圧着の用語が不明確であることを争点の一つと […]

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