マイ・マネージメント⑪
前回はリソース(ヒト)の最大化を図るための心構えについて説明しましたが、今回は、特許事務所の仕事量について記載します。
リソースの最大化を図るにつれて、仕事量も確保していかなければなりません。単に仕事量を確保するのではなく、他と差別化の図れる質の高い仕事量を増やすことが重要です。
弁理士業務は知的財産に関する全般に関わりますので、出願業務はその一つにすぎません。知財戦略があってどの様に知財を守って行くのか、どの様に知財を活用して行くのかといった、出願権利化を中央とした上流、下流業務までの仕事量を増やすことに力を入れてます。
仕事量の増大とリソース(ヒト)の確保とを同時並行で進めていくためには、どちらかが突出しては駄目なので、バランス感覚も大切です。特にリソース(ヒト)を確保しても、すぐに同質のサービスを提供できないので、一年後に予測される仕事量を応じてヒトを採用するというイメージで進めます。