マイ・マネージメント⑬
前回は、特許事務所と生成AIについて記載しましたが、今回は、特許事務所の社会貢献について記載します。
弁理士になって転職を考える時、企業の知財部か特許事務所かで悩む人が多いと思います。私の場合は、弁理士合格時期が38歳の公務員でしたので、迷わず特許事務所を選択しました。
特許事務所の魅力は、企業からのアウトソーシング業務に付加価値の高い成果を提供するための実践を図れる事です。クライアントから頂いたお金以上の付加価値を提供するからこそ、特許事務所の存在意義があるわけです。
付加価値の高い仕事を提供する特許事務所になるためには、前に記載しましたリソース最大化が必要ですが、社会貢献マインドも必要だと考えています。
社会貢献マインドとは、ある程度経験を積んだら、知財業界の人材育成に全力を尽くすことです。1人だけ突出していれば良いのではなく、全員がある程度のレベルになり、その上でそれぞれの実力を活かした突出量を確保することが大切です。ある程度のレベルに達するまでの教育をして、教育を受けた人が次の新人を教育するといったサイクルを回していきたいと考えてます。