特許
均等侵害第5要件

直接侵害が成立しない場合、予備的主張として均等侵害があります。その要件は下記の通りですが、第5要件(意識的除外)が適用されて非侵害となった事件を紹介します(令和6年(ネ)第10068号 損害賠償請求控訴事件)。意見書で引 […]

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特許
冒認出願

特許法第49条第1項第2号「第38条の規定により特許をすることができないものであるとき。」は共同出願違反として拒絶理由を有し、第7号「その特許出願人がその発明について特許を受ける権利を有していないとき。」は冒認出願として […]

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著作権
著作物性

著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義されています(著作権法2条1項1号)。この著作物性が争われた事件を紹介します(令和 6年 (ネ) 1007 […]

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特許
進歩性

特許法第29条第2項に規定された当業者が容易に想到できる発明は、進歩性違反であるとして拒絶理由にあたります。今回は、主に進歩性が争われ、進歩性違反が維持された事件を紹介します(令和 5年 (ワ) 70035号 特許権侵害 […]

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特許
サポート要件

特許法第36条第6項第11号には、「特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること。」という規定があり、いわゆるサポート要件と言われています。このサポート要件を満足するためには、特許請求の範囲の記載が […]

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その他
弁理士の日記念事業(関西会)

明治32(1899)年、弁理士法の前身である「特許代理業者登録規則」が施行されました。その施行日を記念し、7月1日が「弁理士の日」と制定されています。 この弁理士の日を記念して、日本弁理士会では毎年様々なイベントを企画し […]

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商標
識別力が肯定された事例NO11

今回も、拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力があるとして拒絶査定が覆された貴重な審決事例を紹介します。識別力がないという審決が多い中、「マンガボドゲ」はまとまりの良い造語であり、商標が請求人に係るブランド名 […]

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商標
識別力が肯定された事例NO10

拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力があるとして拒絶査定が覆された貴重な審決事例を紹介します。識別力がないという審決が多い中、「希望者の注文に応じて、3D(三次元)に加工すること」を意味する「3DPOD」の […]

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商標
識別力が否定された事例NO.12

拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力がないとして拒絶審決が出された不服審判請求事例2件を紹介します。相変わらず識別力の判断が厳しいです。 (1)「Leaf Green」の欧文字と「リーフグリーン」の片仮名を […]

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商標
公序良俗に反しない商標

社会公共の利益に反するおそれがある商標は、公序良俗違反であるとして商標法4条1項7号により拒絶されます。今回は、審査段階で公序良俗違反であるとして拒絶されましたが、不服審判で登録となった事件を紹介します。 (要旨)本願商 […]

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