その他
名誉棄損

名誉毀損罪(刑法230条1項)が成立するには、公然性と同定可能性とが要求されます。今回は、著作権侵害が認められなかったが、名誉棄損罪が一部認められた事例を紹介します(令和7年(ネ)第10007号 著作権侵害差止等請求本訴 […]

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著作権
米国著作権法

米国デジタルミレニアム著作権法DMCA512条には、「侵害主張の通知を受けた場合に、侵害に当たるとされる又は侵害行為の対象とされる当該素材を除去し又はアクセスを解10 除すべく速やかに対応すること。」との規定があります。 […]

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著作権
著作物の引用利用

著作権法32条1項には、公表された著作物の引用利用が規定されています。今回は、引用利用にあたるか否かが争われ、主に、著作物の利用が引用利用に該当しないを判断された事例を紹介します(令和6年(ネ)第10075号 損害賠償請 […]

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事務所
開業2期目5か月を終えて

2期目4か月目にも記載したように開業2期目は事務所安定化に向けた動きをしているところでして、今回は人材育成について記載します。 新人技術者が入所してくれて早くも半年が立ちます。半年間は特許中間処理や商標などの起案を担当し […]

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特許
オールエレメントルール

特許侵害訴訟において、他人の製品や方法がクレームのすべての要件を備えている場合にのみ、特許侵害が成立するというオールエレメントルールが採用されます。今回は、構成要件Fの充足性(「前記一定期間分の前記車両情報をまとめて、予 […]

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商標
識別力が否定された事例NO.16

拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力がないとして拒絶審決が出された審決取消請求事件を紹介します(令和6年(行ケ)第10110号 審決取消請求事件)。指定商品について使用された場合、その取引者又は需要者におい […]

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意匠
類否判断を考えてみましょうNO.21

「包装用容器」について、登録意匠と引用意匠は似ていると思いますか?答えは似ている(類似)と判決されました(令和6年(行ケ)第10108号 審決取消請求事件)。部分意匠と全体意匠の相違により非類似で関連意匠として認められな […]

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商標
商標法上の公序良俗違反

商標法4条1項7号には、公序良俗違反という拒絶理由があります。この公序良俗違反としてどこまで適用されるか難しいところです。今回は、詩的紛争の範囲内であれば公序良俗違反に該当しないと判断された事例を紹介します(令和7年(行 […]

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不正競争防止法
虚偽告知

不競法2条1項21号は、「競争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知し、又は流布する行為」が不正競争に当たる旨規定しています。抗告人の債権者製品が特許権を侵害する旨を厚労省等に告知する行為が、抗告人の営業上 […]

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商標
分離観察(商標)

結合商標の図形部分とも自分を分離して観察することが取引上不自然でないとして、文字部分のみで類否判断された事件を紹介します(令和6年(行ケ)第10107号 審決取消請求事件)。 複数の構成部分を組み合わせた結合商標と解され […]

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