2025年9月

事務所
開業1年半を迎えて

昨年4月に独立開業してから1年半が経過しました。あっという間に時間が経過した気がしますので、これからも気を引き締めて頑張ります。 弊所は執務スペースが小さいため、今まで会議室を確保できていない状況でした。隣の部屋が空室に […]

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商標
識別力が否定された事例NO.18

拒絶査定不服審判で商標法第3条第1項第3号の識別力がないとして拒絶審決が出された審決取消請求事件を紹介します(令和5年(行ケ)第10116号 審決取消請求事件)。英文字を空白一文字分間に挟んで並べた商標は、造語として認め […]

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著作権
写真の著作物

著作権法第10条第1項第8号には、写真の著作物が例示されています。ただ、すべての写真が著作物として認められるというわけではなく、思想又は感情を創作的に表現したものが対象となります。今回は、写真の著作物として認められた判決 […]

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特許
車両誘導システム

今回は、高速道路のETCレーンで誤って入った車両を一般車用出入口に誘導する特許についての侵害訴訟事件を紹介します(令和7年(ネ)第10035号 債務不存在確認請求、損害賠償請求反訴控訴事件)。高速道路で誤ってETCレーン […]

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商標
コモンロー商標

米国では、商取引における実際の使用に基づいて権利が発生する商標(コモンロー商標)というものがあり、これは、登録を必要とせずに保護されることが特徴です。今回は、商標取消審判で非類似と判断された引用商標とは異なるコモンロー商 […]

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特許
ダンパ

特許侵害訴訟は、一審が地裁で二審が高裁で争う構図となります。今回は、東京地裁判決が覆り、被告Σ形ダンパ5及び6が組み込まれた被告製品は本件各訂正発明の技術的範囲に属すると判決された知財高裁事例を紹介します(令和6年(ネ) […]

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不正競争防止法
品質等誤認惹起行為(不競法)

商品を販売する際、当該商品の優位性を主張することが多いと思います。不正競争防止法2条1項20号には、下記の品質等誤認惹起行為が不正競争に該当するとしています。今回は、品質等誤認惹起行為か否かが争われ、不正競争に該当しない […]

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特許
トレーニング器具

スポーツジムでよく見かけるトレーニング器具について、均等第1要件(異なる部分が本質的部分でないこと)を充足しないため、非侵害であると判決された事件を紹介します(令和5年(ネ)第10083号 特許権侵害差止請求控訴事件)。 […]

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その他
発信者情報開示請求権

「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」は、インターネット上での情報流通において、特定の役務提供者がどのように責任を負うかを明確にし、権利侵害が発生した場合の発信者情報の開示手続きを […]

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商標
指定商品の類否判断

今回は、第5類「サプリメント」と第3類「化粧品」とが類似するか否かが争われた事件を紹介します(令和5年(行ケ)第10108号 審決取消請求事件)。本件商標の指定商品のうち第5類「サプリメント」と、使用商標が用いられている […]

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