2025-10-08
特許拒絶理由通知において、「相違点は設計事項である」という文言を見かけますが、どのように設計事項であるかの根拠を示す必要があることを示す無効審決取消判決を紹介します(令和5年(行ケ)第10020号 審決取消請求事件(第1 […]
2025-10-01
特許侵害訴訟では、各構成要件の技術的意義が明細書等の記載から検討されます。今回は、明細書の記載から、転動体が間隔調整できる構成であると認定され、保持器のある軸受に該当しないと判断された事件を紹介します(令和4年(ワ)第1 […]
2025-09-25
今回は、高速道路のETCレーンで誤って入った車両を一般車用出入口に誘導する特許についての侵害訴訟事件を紹介します(令和7年(ネ)第10035号 債務不存在確認請求、損害賠償請求反訴控訴事件)。高速道路で誤ってETCレーン […]
2025-09-22
特許侵害訴訟は、一審が地裁で二審が高裁で争う構図となります。今回は、東京地裁判決が覆り、被告Σ形ダンパ5及び6が組み込まれた被告製品は本件各訂正発明の技術的範囲に属すると判決された知財高裁事例を紹介します(令和6年(ネ) […]
2025-09-18
スポーツジムでよく見かけるトレーニング器具について、均等第1要件(異なる部分が本質的部分でないこと)を充足しないため、非侵害であると判決された事件を紹介します(令和5年(ネ)第10083号 特許権侵害差止請求控訴事件)。 […]
2025-09-10
特許法第29条第1項第1号には、「特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明」は特許を受けることができない規定があります。今回は、この公知性が争われ、特許法第29条第1項第1号に該当するとして無効となった判決を […]
2025-09-05
特許侵害訴訟におけるクレーム解釈にあたっては、広辞苑などの一般的な用語解釈と明細書の記載から厳密に判断されます。今回は、「圧着」という用語の解釈が争点の1つとなった事件を紹介します(令和5年(ワ)第70594号 特許権侵 […]
2025-08-29
特許侵害訴訟において、他人の製品や方法がクレームのすべての要件を備えている場合にのみ、特許侵害が成立するというオールエレメントルールが採用されます。今回は、構成要件Fの充足性(「前記一定期間分の前記車両情報をまとめて、予 […]
2025-08-21
特許請求の範囲に「又は」と記載して、少なくともいずれか一方の判断が行われた場合と記載した場合、両方の判断ができる機構を備える必要があるのか否かが争われた事件を紹介します(令和6年(ネ)第10084号 損害賠償請求控訴事件 […]
2025-08-20
「故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法」とする特許権(特許第6889954号)を侵害するか否かが争われた事件を紹介します(令和7年(ネ)第10008号 特許権侵害差止等請求控訴事件)。方法特許ではその使用行為(特 […]