特許
無効審決取消訴訟(自動車)新着!!
「ブレーキ液圧保持装置が故障した場合に、駆動力を大きな状態に維持または駆動力を大きな状態に切り換え、坂道発進時における車両の後退を防止できる原動機付車両を提供する」ことを課題とした特許第3196076号の請求項3が無効と […]
サービス提供主体の同一性新着!!
特許請求の範囲では、同一主体で侵害を構成するように記載しなければなりません。クレーム文言上同一主体か否かを争点として、特許第6128402号の属否が争われた特許侵害訴訟事件を紹介します(令和 5年 (ワ) 70425号 […]
特許請求の範囲の明確性について
最近、拒絶理由において明確性違反やサポート要件違反が多い傾向にあります。審査段階、審判段階共に明確性違反で拒絶され、その拒絶審決が取り消された審決取消訴訟事件を紹介します(令和 6年 (行ケ) 10023号 審決取消請求 […]
均等侵害(意識的除外)について
特許侵害事件で特許請求の範囲の文言上、構成要件の一部が異なっている場合でも、異なる部分が本質的部分でない等の5要件を充足すれば、均等侵害に該当します。均等侵害第5要件、意識的除外にあたるとして非侵害と判断された事件を紹介 […]
特許事務所での未経験者教育NO8
最後に、外国中間処理を円滑に進める方法を書きます。現地代理人の費用を安く抑えるには、現地代理人が起案を進めやすいように指示書を作成することに尽きます。 外国中間処理は基本的に日本の中間処理と同様ですが、外国特許文献の引用 […]
特許事務所での未経験者教育NO7
外国関係業務は、入所から1年半が経過した頃、PCT出願、内外特許出願(国内移行)、内外中間処理をしました。内外関係は移行国が米国、欧州、中国、東南アジア諸国でした。外国プラクティスは多岐に亘るため、外国特許実務関係の書籍 […]
特許事務所での未経験者教育NO6
明細書の各書類を作成する際の注意事項を記載します。特許請求の範囲は、変形例を意識しながら構成要件列挙型で記載します。構成要件列挙型で記載すると、外国出願にも対応できるだけでなく、各構成要件の接続関係が明確になるからです。 […]
特許事務所での未経験者教育NO5
特許事務所にて沢山起案して学んだ新規出願の効率的な起案の仕方を説明します。発明者との面談前に本願発明の技術的特徴を掴み、できれば従来技術を簡単に調べておきます。また、聞きたいことのメモを事前に用意しておき、面談時にメモの […]
特許事務所での未経験者教育NO4
特許事務所に入所してから半年が経過した頃、はじめて新規出願の起案をしました。まず特許請求の範囲を起案するのですが、容器の発明だったため、言葉で表現するのに苦労しました。 特許用語集を予習して、特許の独特な言い回しを勉強し […]
特許事務所での未経験者教育NO3
私の経験から拒絶理由対応を効率よく進める方法を記載します。下記のフローは、自分が起案した特許出願に関して3年半後に拒絶理由通知が届いた想定です。 3年半経過すると自分が書いた明細書であっても記憶が薄れていますので、まず特 […]