特許
自然法則に反する発明
発明とは自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なものと特許法第2条第1項に規定されています。エネルギー保存の法則に反するとして不服審判の拒絶審決を維持した事件を紹介します(令和 6年 (行ケ) 10014号 審決取 […]
進歩性の動機付けNO2
無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟(令和 5年 (行ケ) 10143号 審決取消請求事件)を紹介します。引用発明の技術的意義を失わせる構成を本願発明が備えていれば、動機付けなしと判断される事例です。 このような上下 […]
もれ防止用シール材事件(特許)
被告製品(プリンタ用シール材)について、特許請求の範囲に記載の「径」を認識することができず、製品に組み込まれた「使用状態」について被告がどのように関与しているかの証拠がないとして、非侵害と認定され、無効論は判断されません […]
特許異議申立事件での取消決定
特許異議申し立てを行うと、特許権者は訂正の請求を行い、特許権が維持されることが大半ですが、今回は取消決定の判断がなされた事件を紹介します。レザートートの発明(下記請求項1)で、接合部の側面がL字状であることが特徴ですが、 […]
インド特許庁への実施報告書提出
インドでの特許権者又は実施権者は、インド特許庁へ毎年(実施年度末の年の9月末まで)実施報告書を提出しなければなりませんでしたが、2024年3月に3年毎の運用に変更となりました。この際、2023年度分の実施報告書は、いつ提 […]
トイレットロール事件
原告日本製紙クレシア、被告大王製紙で争った、2プライに重ねられたトイレットペーパーを巻き取ったトイレットロールに関する特許紛争事件(令和4年(ワ)第22517号)と紹介します。結論は、報道でご存じの方も多いと思いますが、 […]
データ構造の発明該当性
「データ構造」で特許権を取得するためには、特許法第2条第4項に規定された「プログラム(電子計算機に対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう)その他電子計算機による処理の用に供する情報で […]